秋名アラセツ行事放送へ

龍郷町を表敬訪問したダイドーグループホールディングスの髙松富博会長(左から4人目)ら

会長らが龍郷町表敬訪問
ダイドードリンコ 日本の祭りに選定、応援

 ダイドードリンコ㈱(本社・大阪市北区)は、2003(平成15)年から日本各地の祭りをメディア(テレビや新聞など各情報媒体)による発信を通じて応援を続けている。18年は、国の重要無形民俗文化財に指定されている龍郷町の「秋名のアラセツ行事」(ショチョガマ、平瀬マンカイ)を含め35の祭りを応援することを決めた。11日に行われる「秋名のアラセツ行事」を前に、ダイドーグループホールディングス㈱の髙松富博取締役会長らが奄美大島に来島し、10日、龍郷町役場を訪れ、竹田泰典町長を表敬訪問した。

 同社ホームページの「日本の祭り2018」によると、同社は「〝Dynamic Do〟(ダイナミックに活動する)の企業姿勢のもと、全国各地の人々が丹念に紡いできた祭りを応援し続けている。(中略)今年で16年目を迎え、累計413件を数えるに至った。(中略)今年もテレビ番組の放送をはじめ、ウェブサイト、新聞、雑誌、ラジオなど各メディアを通じて全国35の祭りをサポートしていく」との内容を記している。

 表敬訪問には、東日本国際大学客員教授の苦田秀雄氏、鹿児島県内での放送を担当するMBC南日本放送の役員らを含め11人が参加した。

 髙松会長は「地域の皆さまの協力によって地域の文化財産を残してほしい。アラセツ行事が今後も発展するよう祈念している」と述べ、竹田町長は「放送は日本各地にいる龍郷町出身者にとっても喜びであり、地元町民の励みになる。今回の取り組みはありがたい」と感謝し、秋名アラセツ行事保存会の窪田圭喜会長が同行事の歴史や特徴など説明した。

 髙松会長から竹田町長へ「ダイドードリンコ日本の祭り選定の証」を手渡した。

 MBCの放送は、10月28日午後3時から予定。全国放送のBS12トゥエルビは、来年7月ごろ放送を予定しているという。