大和中体育大会

大和中体育大会

大和中学校では全19プログラムで熱戦が繰り広げられた

 

ほとばしる汗、力強く競技
19プログラムで熱戦

 

 奄美群島内各地の小中学校で16日、運動会・体育大会が行われた。晴れ渡った青空の下、群島内の25会場で熱戦。児童・生徒たちは日頃の練習の成果を発揮しようと全力でグラウンドを駆け回り、応援に訪れた保護者らも熱心に声援を送った。

 この日、大和村の大和中学校(有村哲郎校長)では、全校生徒36人が紅白に分かれて競技。「驚天動地~36の熱きまなざしと自由な個性を発揮して~」の大会スローガンに恥じない活躍で会場を魅了した。

 紅組団長・林二刀流=むさし=君は「前年は競技と応援、両方で勝つことができた。今年もW優勝・連覇を目指し頑張りたい」と意気込みを語れば、白組団長・大石康平君も「いろいろと細かい練習も繰り返してきた。全員一丸となって気持ちだけは負けないように挑みたい」と闘志を燃やした。

 競技は開会式後の午前9時半ごろ、学年別100㍍走で幕開け。全員、真っ黒に日焼けした顔から汗をほとばしらせ、力強いプレーで熱戦を繰り広げた。

 学年別の短距離走では、ランナー同士歯を食いしばって真剣な表情でトラックを全力疾走。チームメイトや保護者から「頑張れ!」「行けー」などと熱い声援を受け、一心不乱にゴールを目指した。

 保護者らも加わったフォークダンスでは、恥ずかしそうに男女が手を取り合い「マイムマイム」など曲に合わせてダンス。「みんなで一生懸命に練習した」という応援合戦では、学生服姿で鉢巻をなびかせながら、大きな声で気迫のこもった演技を披露した。

 このほか、紅白対抗大綱引きや全員リレーなど、人気の競技では応援のボルテージも頂点に。生徒や保護者、教職員たちが一体となって全19プログラムを駆け抜けた。