今年度中に新100歳を迎える直井ハツさん(前列右から2人目)、奥田サキさん(前列左)を祝福し、祝い状など贈呈
新100歳に総理大臣祝い状
「愛寿園」入所
今年度中に新100歳を迎える直井ハツさん(99)、奥田サキさん(99)の2人を祝福する安倍晋三内閣総理大臣からの祝い状と記念品贈呈式が18日、入所している龍郷町浦の養護老人ホーム「愛寿園」(重枝一馬施設長)で行われた。県大島支庁地域保健福祉課の田代吉典課長と大小田由美容地域支援係長が「愛寿園」を訪れ、代わりに祝い状など手渡した。
直井ハツさんは、1919(大正8)年2月3日生まれ。同園職員によると、栃木県出身で、奄美市名瀬に住んでいた。すし、特にマグロが好きで、出前を注文することも。園の食事はよく食べているという。祝い状などもらい、「賞状うれしい」と笑顔を見せた。
奥田サキさんは、1919(大正8)年3月18日生まれ。龍郷町円出身。奥田鈴雄さん(故人)と結婚、子どもを1人授かった。元気な頃は畑仕事をし、90歳まで大島紬の機織りをしていた。毎日、ラジオ体操を欠かさず、「夜眠る前にも体を動かした」(サキさん)。食事は何でも食べ、特に魚が大好き。祝い状をもらい、「身に余る光栄。うれしいです」とニッコリ。長男・浩幸さん(75)=奄美市名瀬仲勝在住=ら家族や親族が同園を訪れ、長寿を祝った。