日水連学生委・奄美合宿

全国から学生選抜選手42人が来島し奄美大島で合宿。地元のスイマーとの合同練習を行った

自己ベスト目指し合同練習
交流イベントでリラックス

 19日から奄美市で合宿している、日本水泳連盟学生委員会(八塚明憲委員長)は22日、地元の児童生徒らとの合同練習を行ったほか、リレー競技などで交流も楽しんだ。21日には奄美の自然に触れるなど、合宿はリラックスした雰囲気で行われている様子。最終日のきょう23日、閉会行事で合宿を締める。

 全国から選抜選手が集う合同合宿。従来の合宿地の米国グアムから、今回初めて奄美大島で開催することになり、全国6地域の18大学42人の選抜選手らが参加。来期に向けた準備を目的にした練習メニューに取り組んできた。

 22日の合同練習には地元の児童生徒約140人が参加。専門種目ごとに、屋内、屋外プールに分かれ、各メニューをこなした。

 合間には、きれいに真っすぐ進むための泳ぎ方、潜水時間を延ばすための技法、効果的な練習方法などを学生に質問し、アドバイスを受ける姿も見られた。

 午後からは、小学生スイマーを交え、学生らとの混合チーム同士によるリレー大会などで交流を図った。

 同日、大島本島地区農産物地産地消推進協議会(山下仁司会長)らがPRのためにタンカンジュース(約15㍑)を提供。学生らは奄美の食文化に触れ、合宿3日目には、奄美市笠利町のばしゃ山海水浴場で奄美の自然を楽しんだ。

 今回主将を務めた、法政大学3年の内藤良太選手(20)は「背泳ぎは程よくリラックスした状態で、いかに抵抗力を無くすかが大切。フォームの改善などをアドバイスした。自己ベストを目指す共通の目的で練習できた」と話した。

 また、練習以外の活動なども含め、「(奄美は)海がとてもきれい。みなさん親切だった。地元の子どもたちも元気があり、良い刺激ももらった。充実した合宿になったと思う」などと総括した。