暴力排除への連携を確認。徳之島署管内企業等防衛連絡協総会＝21日、同署会議室
暴力等予防・排除へ連携
【徳之島】徳之島署管内企業等防衛連絡協議会(佐倉功一会長)の２０１８年度総会が21日、同署会議室であった。企業等への暴力を効果的に予防・排除する関係機関との連携など事業計画含む全議案を承認。「暴力団追放三ない運動(利用しない・恐れない・金を出さない)＋１(交際しない)」も確認した。
行政や会員事業所代表、署員ら22人が出席。佐倉会長(伊仙町商工会会長)は、暴力団などが企業経営のわずかな隙間に乗じ暴力的介入する危険性にふれながら「一致団結して情報交換や緊密な協力体制を確立。暴力団などからの被害防止を図り、不正行為を排除しよう」と要請。
同協議会顧問の津曲博之徳之島署長は、県内外の広域指定暴力団などの情勢を報告。徳之島に関しては、暴力団の組事務所や組員・構成員の存在確認はないが、出身が県外で多数活動している実態を指摘。一昨年の覚せい剤瀬取り密輸事件への関与例なども挙げ、「危機感を持った連携」を促した。
役員改選では新会長に柏井洋一氏(天城町商工会長)を選出。18年度事業計画には地区防犯組合連絡協議会など関係団体と連携した全国地域安全運動や年末年始特別警戒、防犯ボランティア団体など関係機関・団体との連絡調整(随時)も掲げた。
全国暴力追放運動推進センター企画の暴力団排除活動のための研修ＤＶＤなどを視聴した。