名瀬港の灯台消失

30日午前9時ごろ灯台の消失が確認された=奄美市名瀬港(奄美海上保安部提供)

消失前の灯台=同(奄美海上保安部提供)

奄美海保 入出港の船舶に注意

 奄美市名瀬港の西防波堤灯台の消失が確認された。奄美海上保安部によると30日午前9時ごろ、台風被害の調査を行っていた職員が、同港を通りかかったところ、防波堤の先端に設置された高さ11㍍(堤上~頂部)の灯台がなくなっているのを発見。灯台は根元からなくなっており、同部では「台風24号の風雨や波浪の影響により倒壊したのでは」と原因を推測している。

 同灯台は、防波堤の先端位置を船舶などに知らせるもので、1989年12月から供用を開始。灯塔機器はFRPでできており、通常の基準を満たした強度で設計されているという。

 同部では、29日午後8時ごろまで、点灯する同灯台を確認。消失に伴う船舶などの入出港に支障はないとのことだが、入出港を行う船舶関係者に対しては注意を呼び掛けていく。

 今後の調査・復旧などについては未定としている。