2018年度入学式に入場する留学生
ベトナム、ネパールから
カケハシインターナショナルスクール
奄美市名瀬小浜町の日本語学校「カケハシインターナショナルスクール・奄美校」(浜崎幸生理事長)は11日、同市内のホテルで2018年度入学式を開いた。日本語習得を目的にベトナムやネパールなど留学生15人が入学。学校生活を送りながら、地域の様々な文化体験や国際交流を予定している。
同校は15年秋、奄美群島初の日本語学校として開校。アジア圏から入校生を募集し、入学時期を4月(2年コース)、10月(1年半コース)に分け、年間760時間超のカリキュラムを行う。これまでの入校実績は延べ6カ国で、入学者数は増加傾向という。
第7回目となる入学式では、渡航中の入学予定者以外のベトナム、ネパール、モンゴルの留学生10人が出席。男子学生はスーツに身を包み、女子学生は色鮮やかなレインガ(ネパールの民族衣装)をまといながら入場。列席者から拍手で出迎えられた。
留学生を前に浜崎理事長は「豊かな自然や人情の多い奄美で、しっかりと学業に励んでほしい」とあいさつ。出席した行政関係者の来賓からは歓迎のエールと地域交流を促した。
留学生を代表してベトナムのグエン・フー・イェンさん(19)は「初来島では奄美の景色に感動した。学校のみんなと一緒にここで頑張って、前に進みたい」と決意表明。またネパールから入学したパクリン・ラチャナさん(24)は「まずは日本語をマスターし、大学に進学したい」と抱負を語った。