島民創作ミュージカル「えらぶゆり物語」

島民創作ミュージカル「えらぶゆり物語」

初回稽古に集まったメンバーと演出家の松永太郎さん(左)=知名町=

新たに13人加わる
来年公演に向け笑顔で始動

【沖永良部】島民創作ミュージカル「えらぶゆり物語」が、来年の公演に向け新たなメンバーを加え再始動した。13日、知名町あしびの郷・ちなでメンバーの顔合わせと初回稽古を実施。グループワークや基礎練習を元気にこなし、チームワークを高めた。

同ミュージカルは、今年6月に6年ぶりの公演を成功させた。新体制では、これまで中心メンバーとして活動していた沖永良部高校3年生の4人を含む10人ほどが卒業し、前回メンバー13人と新たに加入した島内の小中高生13人の合計26人でスタートを切った。

1回目の稽古には、演出を手掛ける松永太郎さんも参加。新メンバーは最初の自己紹介で緊張した表情だったが、相手を指さして名前を呼び合うグループワークなどを通して笑顔を見せ、その後の柔軟体操や筋力トレーニングにも精力的に取り組んだ。

新メンバーで沖高1年の清村夕七さん(15)は「公演を見て、自分もミュージカルをやりたいと思った。出るからにはメインの役を演じ、誰にも負けない演技をしたい」と話した。

松永さんは「お客が楽しかったと思える舞台にしたい。練習は大変だろうが、(メンバーは)きつい時ほど笑顔で頑張って欲しい」と語った。