「夫婦岩」の間に夕日が入る珍しい光景が撮影された(提供写真、25日午後5時38分ごろ撮影)
龍郷町円の海岸部
住民が撮影に成功
かがんばなトンネルに夕日が入る「龍の目」が見られる名所となっている龍郷町の円集落の海岸近くで25日夕方、夫婦=とじゅと=岩と呼ばれる岩礁のすき間に夕日が入る光景が出現した。撮影に訪れた住民が、写真撮影した。
同集落の県道沿いのかがんばなトンネルは、全長29㍍と奄美で最短。春分の日や秋分の日の前後の期間に、「龍の目」が観察できる人気のスポットになっている。
夫婦岩は、同町安木屋場から円集落に向かう県道沿いの海岸から沖合約30㍍に位置している。かがんばなトンネルの夕日スポットからは北東にあり、「龍の目」が見られなくなってから、夫婦岩のスリットに夕日が通る光景が観察できるという。
住民などには、この光景が見られるのが知られていた。円集落の村田むつみさんは、24日から夫婦岩に夕日が入るのでないかと考え現地に通い、25日夕方に撮影に成功した。
村田さんによると、この日県道から海岸部に下りて夕日を撮影した人はいなかったという。「たまたま夫婦岩の間に夕日が入るという良い位置で撮影できた」と振り返った。
「龍の目」に続き、夕日が楽しめるスポットが期待できそうだ。