創立120周年を祝い、元気よく校歌を歌う児童ら=和泊町、国頭小学校=
日本一のガジュマルとともに
【沖永良部】日本一のガジュマルの木がある和泊町立国頭小学校の創立120周年記念式典が7日、同校体育館であった。児童や地域住民ら約100人が参加。ガジュマルの木と歩んだ120年を振り返り、さらなる発展を願った。
同校は、1898(明治31)年に国頭尋常小学校として開校。日本一のガジュマルは、同年の第1回卒業生が植樹した。昨年11月には、天皇、皇后両陛下が学校を訪れ、ガジュマルの木や伝統の黒糖づくりを見学された。
2017年度までの卒業生は5261人。現在の児童数は67人。
式典には、伊地知実利町長や竹下安秀教育長、歴代の校長らも出席。脇田幸治校長は「これまで築き上げてきた地域との連携を大切にしながら、生まれ育った沖永良部島を自慢できる心豊かな児童の育成を目指したい。学校の長き歩みに関わってきたすべての人に感謝する」とあいさつした。
同校PTAの田代勇太会長は「大きな節目に巡り合えたことはありがたいご縁。現役PTAも力を合わせ、先生や地域住民とともに子ども達の未来のために精一杯努力する」と語った。
式典後は学習発表会が催され、劇や合唱などが披露された。