北高創立70周年式典

北高創立70周年式典

全校生徒や保護者などが参加し、70年の節目を盛大に祝った

さらなる飛躍を誓う
OB・里アンナさんも歌で祝福

 大島北高校(新山剛校長、116人)の創立70周年を祝う記念式典が10日、奄美市笠利町の同校で開かれた。この日は、同校OBで唄者の里アンナさんも、歌やトークで記念の節目を祝福。出席者は、長い歴史と伝統の重みに思いを馳せながら、さらなる飛躍を誓った。

 同校は、1949年4月1日に大島郡笠利村立実業高校として開校。69年に現在の県立大島北高校ととなり、今年で70年の節目を迎えた。

 この日は、記念の式典や事業、祝賀会などを実施。大勢の保護者やOB、来賓も列席し盛大に節目を祝った。

 式典で新山校長は「このよき日を迎えることができて大変喜ばしい。これを機に新たな一歩を踏み出すことを期待している」とあいさつ。朝山毅奄美市長らが祝辞を送り、生徒を代表し2年・師玉柚香生徒会長が喜びの言葉を述べた。

 記念事業では、高校国際シンポジウムで日本一に輝いた3年・成瀬茉倫さんが受賞課題「地域資源の活用による奄美の過疎対策」を英語で発表。95年卒のOBでスイス日本語学科の教員・サザーランド真理亜さんが「今日一日が、想い出になるように」と題し講演。「幸せ」について語った。

 98年卒の里アンナさんは、自身の人生をトークで振り返りながら、NHK大河ドラマ「西郷どん」のテーマ曲などを熱唱しお祝い。全校生徒や関係者は70年の歩みを感じながら、今後の発展を祈った。