秋晴れの下、各地区代表選手たちが熱戦を繰り広げた「奄美市民体育祭」(競技は男子年齢別800㍍リレー)
上方が総合10連覇
4種目で大会新誕生
総勢2700人が競技、各演目に出場
奄美市の3地域(名瀬、住用、笠利)による「第11回奄美市民体育祭」(同市、市教委主催)が11日、同市名瀬運動公園陸上競技場であった。秋晴れの空の下、市内8地区の代表選手らは年代別100㍍走やリレーなどのトラック競技、輪投げや玉入れなどフィールド競技の計33種目で熱戦を繰り広げた。大会では上方地区が総合優勝を果たし、平成最後の大会で10連覇の偉業を達成した。
大会には8地区(奄美、伊津部、笠利、金久、上方、古見方、下方、住用)から総勢約2700人が出場し、スローガンは「晴れわたる 奄美の空のもと 集え 競え 八輪の華!」。開会式で大会会長の朝山毅市長は「大会を通じて、地域間の親睦を深め、競技での各選手の健闘を期待したい」と激励。下方の永田久志選手が炬火点火後、住用の重田大介選手が「平成最後の大会。正々堂々と競技することを誓います」と宣誓し、開幕した。
小学生児童から一般まで各年代別の精鋭たちは、日ごろの練習の成果を発揮。各地区の応援団は地元選手が出場する姿を見て、拍手や声援を送り、場内は終日熱気に包まれた。
また未就学児童の親子による集団演技、名瀬地区女性団体によるマスゲームも大会に花を添えた。
結果は少年、一般、団体競技の部門で1、位を独占した上方が総合で2位下方に52点差をつけて優勝。奄美市合併後の2008年初開催から、奄美豪雨による中止(10年)を除く全大会で優勝し、連覇を続けている。
なお3位には笠利が入り、躍進賞は22点増の金久。4種目で大会新となった。