「奄専祭」にぎわう

舞台発表の中には上級生に向けた応援メッセージを伝達するものもあった

平成の30年振り返る内容も
ステージ発表や展示多彩

 奄美市名瀬小湊の奄美看護福祉専門学校(向井奉文校長)は17日、同校で第22回「奄専祭(学校祭)」を開いた。多彩なステージ発表や展示があったほか、模擬店が並び、多くの来場者でにぎわった。

 今回のテーマは「刻~平成最後の奄専祭~」。ステージ発表では、各学科の学年や部活動により、バンド演奏、エイサーなど多彩な演目が繰り広げられた。看護学科2年生は「昭和VS平成ダンスバトル」と題し、二つの時代の名曲に合わせダンスを披露。学校祭テーマの通り、平成の30年間の流行を振り返ることができる内容となった。このほか、小湊地区の保育所、小学校、住民らによるプログラムもあり、盛り上がった。

 展示部門では「体の仕組み」(看護学科1年)、「保育についての学びから」(こども・かいご福祉学科3年)など、普段の学習の成果をポスターなどにして掲示。恒例の「ミニ生命のメッセージ展」の室内は多くの来場者が見学していた。

 今回からは商品券などの景品が当たるスタンプラリーも実施するなど、子どもから一般来場者までが楽しめるように工夫。このほか、会場内には学生や同窓会による模擬店も並んだ。

 学校祭実行委員長を務めた看護学科2年の油井美緒さん(32)は「今回のテーマは歴史、そしてみんなの記憶に刻まれるような学校祭にしたいという思いから付けた。周囲の人の協力が無ければ作り上げることがなかったので、感謝したい」と語った。