和泊町大城小 創立120周年記念式典

和泊町大城小 創立120周年記念式典

大城小の創立120周年を祝い校歌を斉唱する児童ら

地域住民らと祝う

 【沖永良部】和泊町立大城小学校の創立120周年記念式典が1日、同校体育館であった。児童や地域住民ら約150人が参加し、節目の年を祝った。

 同校は、1898(明治31)年のこの日、大城尋常小学校として開校。町内唯一の準PTA会員制度(1995年発足)には多くの校区民が加入し、PTA会員とともに子ども達の活動を支えている。

 卒業生は5450人。現在の児童数は51人。

 式典には、前田修一副町長や竹下安秀教育長らも出席。園田あけみ校長は「創立120周年の節目にあり、平成最後の創立記念日に大城小学校で学んでいることには大きな意味がある。みんなで力を合わせ、学校の伝統をつないでいこう」とあいさつ。

 児童を代表して同小6年の市来夏也さん(12)は「小学校に通うのもあと6カ月となった。最高学年としての責任を持ち、伝統の『負けじ魂』のバトンを後輩に渡したい」と語った。

 同校PTAの平山烈士会長は「校訓の『負けじ魂』は、卒業生や校区民、現在の児童にとっても自らを奮い立たせる合言葉となっている。学校が地域のかけがえのないシンボルとして存在していけるよう盛り上げていく」と語った。

 式典後、児童による夢の発表が行われ、「サッカー選手」「ウェディングプランナー」「牛飼い」と一人ずつ告げると、会場の保護者や地域住民から大きな拍手が上がった。このほか、学習発表会も催され、劇や合唱、伝統芸能などで盛り上がった。