東京奄美会記念総会・芸能祭

城南海さんの歌に合わせて踊る女性部のみなさん


締めの万歳三唱は青年部の若手、前田さんが担当した


締めの六調は佐仁の前田和郎さんらが演奏


客席も一つになって盛り上がった

創立120周年盛大に祝う
新会長に大江氏 ふるさとの文化披露

 【東京】東京奄美会(森眞一会長、花岡正美幹事長)は2日、東京都大田区のアプリコ大ホールで創立120周年記念の総会・芸能祭を開いた。奄美出身者ら1200人が詰めかけ盛況を呈した。

 4年間の任期を終える森眞一会長から、「4年間、楽しい思い出ばかり。悔いのない4年間だった。1899(明治32)年の発足から諸先輩の努力で脈々と受け継がれてきた奄美会のこれからのさらなる発展を願う」とあいさつがあった。

 新会長に、大江修造さん(東京龍郷会)を選出。「奄美への想いを込めて 故郷の文化・自然を後世に」と銘打った会とあって、芸能祭では奄美群島からの無形文化財の数々が披露された。

 芸能祭では、無形文化財の中から、与論から「与論十五夜踊り」、徳之島から「伊仙のいっさんさん」、大島から「佐仁の八月踊り」が選ばれ、上京した人と在京の人たちが一つになり、ふるさとの文化を披露した。青年部はシマウタ、女性部は踊り、伊是名の会は島の映像と踊りで、花を添えた。

 ゲストショーではマギー司郎さんの手品ショー、新川二郎さん、城南海さんの歌謡ショーで楽しんだ。最後は前田和郎さんら佐仁の八月踊りのメンバーによる六調演奏で、会場が一つとなって盛り上がった。

 締めの万歳三唱は、スタッフとして頑張った青年部がステージに上がり、青年部長の高田秀輝さんが一番の若手を指名、前田郁さん(沖洲会)が音頭を取る大役を見事にこなし、客席の人たちと、一つになって会を締めくくった。