南栄糖業が操業スタート

南栄糖業が操業スタート

刈り取ったキビの束をベルトコンベアーに投げ入れる関係者ら=和泊町、南栄糖業=

生産量8万2千㌧見込む
糖度「順調に回復」

 【沖永良部】南栄糖業(株)(芋高宗栄社長)が10日、2018~19年期の操業を開始した。雨の中、搬入出発式には関係者約100人が出席。沖永良部サトウキビ生産対策本部の山下元達本部長は「台風被害で懸念していた糖度も順調に回復している。事故なく無事に製糖が終われるよう協力してほしい」と呼び掛けた。

今期生産量は、前期実績比2430㌧減の8万2544㌧の見込み。町別では和泊町3万4335㌧、知名町4万8209㌧。年内操業は4期連続となる。

搬入出発式で知名町の今井力夫町長は「単収はまだまだ伸びるはず。次年度以降、土づくりにも努めてほしい」と述べた。沖永良部警察署による安全指導の後、参加者全員が「がんばろう三唱」で目標達成を誓った。

安全祈願祭では、関係者ら5人が、キビの束をベルトコンベアーに投げ入れ、今期の操業開始を告げた。

年内は28日まで操業。年明け5日から再開し、3月31日に操業終了予定。