開所した放課後児童クラブ「しらゆり」で遊ぶ子ども達=知名町=
公設民営第1号「成長見守りたい」
知名町 幸福福祉会が運営
【沖永良部】知名町に公設民営第1号の放課後児童クラブ「しらゆり」が25日、開所した。冬休み中の子ども達が訪れ、勉強したり、友達と遊んだりする姿が見られた。
同施設は、知名小学校の隣接地で旧知名幼稚園跡地に建設。木造平屋建てで、床面積は155・15平方㍍。子ども達が活動するプレイルームを2部屋完備し、園庭には子ども達が安心して遊べるよう芝生を張った。総事業費4893万9千円。運営は、社会福祉法人幸福福祉会(神﨑千惠子知事長)が行う。
開所前の22日、記念式典を開催し、今井力夫町長は「これからの町の子育ての在り方がこの場所で決まってくるだろう。民間の教育ノウハウを存分に発揮して子ども達の情操教育に努めてほしい」とあいさつ。神崎理事長は「児童の安全と保護者の安心のためにも放課後児童クラブの必要性が求められている。食育や花育を通して子ども達の成長を見守っていきたい」と話した。
25日は、開所時間の午前8時半から子ども達が訪れ、午前中には11人の児童が集まった。知名小2年の山本蔵之助くん(8)は「部屋が広くて、木のにおいがして寝転がると気持ちがいい」と話した。
同クラブの神﨑美奈子支援員は「目の前が海で素晴らしい環境。子ども達と一緒により充実した施設にしていきたい」と話した。
施設の基本利用料は月額4500円で、おやつ代が同1500円。利用定員は40人(22日現在、登録人数23人)。