奄美市合同年始会

奄美市合同年始会

更なる飛躍を誓った奄美市の合同年始会

 

猪突猛進、飛躍の1年に
世界自然遺産、奄振法延長へ

 

 奄美市は1日、新年元日恒例の「2019年合同年始会」を同市名瀬の奄美観光ホテルで開いた。地元選出県議や市議、企業役員や市職員など約120人が出席し、今年の抱負や意気込みをスピーチ。朝山毅市長は、世界自然遺産登録や奄振法延長などの話題に触れながら「猪突猛進。全ての人が一致団結し、奄美が飛躍する1年にしたい」と抱負を語り、それぞれの連携を誓い合った。

 年頭のあいさつに立った朝山市長は「皆さまと共に清々しい新年を迎え、お祝い申し上げたい。昨年掲げた大型プロジェクトもほぼ完了し、順調に進ちょくしている」と昨年を回顧。奄振法延長に向けては「よりよい感触を得た。県などから見ても満足のいく内容ではなかったか」と感想を述べた。

 世界自然遺産登録については「2月、確実に再挑戦する。それぞれの責務を一人ひとりが自覚しながら成就させたい」と決意。2月開所を迎える名瀬新庁舎については「皆さんの共有財産。足を運び、職員に一挙手一投足に留意いただきたい」と呼び掛けた。

 朝山市長は、今年行われる県議選や市議選などに触れながら「今年はあらゆる可能性を秘めた一年が始まる年」と話し、「知恵を結集すれば躍動できる。全ての人が一致団結し、幸多い一年にしたい」と抱負を語った。

 続いて、永井章義県議と向井俊夫県議があいさつ。永井県議は、奄振予算案の24億4400万円を確保した非公共・奄美群島振興交付金を挙げ「民間と連携した中で、地域資源を生かした事業に取り組みたい。充実・発展の一年に」と訴え、続く向井県議も「(同予算案は)数多くの事業が採用された全国離島のモデルとなるような内容。どの事業が優先されるかは地元の熱意が重要。陳情や要望を繰り返したい」と決意を語った。

 最後は、公益社団法人奄美大島青年会議所・吉田剛理事長の音頭で万歳三唱。お互いの更なる連携や奄美の飛躍を誓い合った。