市消防団住用方面隊 新年防火広報パレード

市消防団住用方面隊 新年防火広報パレード

大型水槽付きポンプ車の上からの餅投げには地域住民が大勢参加し、盛り上がった

 

自らの地域自ら守ろう
全集落で呼び掛け、餅まきも

 

 奄美市消防団住用方面隊(中山貞義隊長)は2日、大島地区消防組合住用消防分署と合同で、新年防火パレードを行った。隊員らは消防車などに分乗し同町内14集落を巡り、防火に対する意識の高揚を呼び掛けた。また、巡回終了後には、東城小中学校校庭で式典を行い、放水訓練や餅まきなども行った。

 同パレードは、同方面隊が大型水槽付きポンプ車を導入した2017年から行っており、今回で3回目。この日は約30人の団員と同分署職員10人がパレードに参加。消防車両9台、救急車1台の計10台が隊列をなし、防犯意識の向上を町内各地で呼び掛けた。

 巡回後にあった式典では団員6人が放水訓練を実施。ホースから放出された水が天高く弧を描く様子がみられた。餅まきは大型水槽付きポンプ車の上に中山隊長らが乗り、20㌔分の小餅を投げた。集まった約50人の地域住民らは歓声を上げながら拾い集めた。

 中山隊長は「昨年は住用町での火災の発生がなかった。『自らの地域は自ら守る』という精神で団員一丸となって防火・防災に取り組んでいくので、団員の家族、職場の皆さまの協力をお願いしたい」と語った。同隊では今年12月までに消防車両一台の更新と、それに合わせた車庫の改装を予定。団員の募集にも注力するという。