今年も徳之島・天城町に自主トレ入りした近藤健介捕手(中央)ら北海道日本ハム一行=5日、徳之島空港
【徳之島】プロ野球パシフィック・リーグ北海道日本ハムファイターズの近藤健介捕手(25)や松本剛(25)、渡邉諒(23)両内野手ら合同自主トレーニング一行13人が5日、昨年に続き徳之島・天城町入り。常夏の暖かさに驚嘆しつつ町当局など地元関係者らの歓迎を受け、「リーグ優勝を目指し切磋琢磨したい」(近藤捕手)と闘志を示した。滞在は25日まで。
一行は、日本ハムの▽近藤捕手=2018年128試合出場、パ・リーグベストナイン(指名打者部門)獲得▽松本内野手▽渡辺内野手をはじめ▽平沼翔太内野手(21)▽浅間大基外野手(22)▽石川亮捕手(23)▽上沢直之投手(24)。広島東洋カープの▽西川龍馬内野手(23)。福岡ソフトバンクホークスの▽高橋礼投手(23)。新潟アルビレックスBCの樋口龍之介内野手(24)―ら選手にトレーナーなど含め計13人。
日ハムの本拠地・札幌市から気温差約22度の徳之島空港に降り立った一行は、あいにくの悪天候にもかかわらず「暖かい」と感動。地元町当局などが横断幕や花束、特産の黒糖焼酎セットで歓迎。森田弘光町長が「自主トレからキャンプ、本番へと突入していくが、ここ天城町でしっかりと体力をつけて素晴らしい成績を残して欲しい。町民こぞって応援します」とエール。
一行を代表、近藤捕手は「この天城町に帰れてうれしい。20日間よろしくお願いします」。記者質問には「暖かい上に、島の皆さんの協力をいただき(自主トレ先を)変える必要もなかった。リーグ優勝を目指し、切磋琢磨しながら良い自主トレに」と話した。
日ハム選手陣の同島自主トレは、近藤捕手の家族がシドニー五輪女子マラソン金メダルの高橋尚子さんの合宿地だった同島に着目。両親のマネジメントで太鼓判を押したのがきっかけ。2年目の今年は日ハム以外の後輩選手ら友人にも声を掛け、新顔5人が加わった。
期間中は中日の移動も交え町内の民宿を宿舎に、同町総合運動公園野球場を練習拠点に汗を流す。