児童養護施設「白百合の寮」の子どもたちにランドセルをプレゼントした埼玉西武ライオンズの内海投手
「白百合の寮」の新小1に
クイズやキャッチボールで交流も
5日から自主トレーニングで来島中の埼玉西武ライオンズの内海哲也投手(36)は16日、読売ジャイアンツの今村信孝投手(24)、大江竜聖投手(19)とともに、奄美市名瀬の児童養護施設「白百合の寮」(中尾久美子施設長、利用者56人)で、「内海哲也ランドセル基金」の贈呈式を行った。今年小学校に入学する子どもたちのためにランドセル4個をプレゼントした。
同基金は、全国の児童養護施設の子どもたちにランドセルを寄贈するために、2009年に内海投手が創設。シーズン終了後に、そのシーズンの登板イニング数と同数のランドセルを贈っている。今年は3月までに82個を寄贈予定で、これまでの累計寄贈数は1412個となる。県内の施設を訪問するのは今回が初めてだった。
この日、内海投手らが施設を訪れると、子どもたちが歓迎。内海投手がランドセルを手渡したほか、キャッチボールやクイズ、ゲームなどで子どもたちとの交流を楽しんだ。また、集まった子どもたち全員に3人のサインやライオンズグッズをプレゼントした。
ランドセルを受け取った男児(5)は「うれしかった。一緒にキャッチボールもして野球が好きになった。応援したい」と笑顔だった。
内海投手は「奄美の子たちは今まで行った施設の中で一番元気だった。来年はできれば100個以上贈りたいのでそれに近づけるように頑張る」と語った。また、「これをきっかけに野球を初めてくれたらうれしい。大事に使ってもらえたら」と子どもたちへの思いも寄せた。