徳之島で開催 大島地区高校総合文化祭

心を一つに「ふるさと」の合同演奏・合唱(大島地区高校総合文化祭フィナーレ)=24日、徳之島町文化会館

県高校美術展大賞の洋画作品(徳之島高)=左=も注目を集めた

若い感性きらめく
舞台・作品発表で交流

 【徳之島】第28回大島地区高校総合文化祭(県高校文化連盟大島支部主催)が24日、徳之島町文化会館であった。同地区8校の芸術文化系部活動生など計29団体・271人が、舞台発表や作品展示を通じ日ごろの成果を披露。海を越えて互いの感性も刺激し合うなど交流を深めた。

 今年の同文化祭のテーマは「とくと見よ 創造の力 つながる想い 島から世界へ」。出演・出品の各校生徒をはじめ教職員、島内の高校生や保護者など約500が来場。開会式では徳之島高の立石賢二校長が「豊かな感性と磨いた知識・技能を存分に発揮。青春の希望とあふれる可能性の証左を」。同総合文化祭実行委員長の赤﨑祐斗さん(同校2年・美術部部長)が「互いの活動に触れ、今後の活動につながる発見を」とアピールした。

 正午からの舞台発表は、徳之島高「藏越エイサー隊」の軽快な演舞で開演した。和太鼓や吹奏楽演奏、演劇、放送、ダンス、郷土芸能などジャンルに計15の団体・個人が出演。フィナーレは、今大会のテーマソングの「ふるさと」を、心を一つに合同演奏・合唱して締めくくった。

 展示の部は同会館ホールで並行。今年度県高校美術展大賞に輝いた徳之島高の徳田聖花さん(3年)の洋画作品「fragile」など絵画をはじめ書道、写真など作品、全国ロボット競技大会出場作品(奄美高工業技術研究部)など多彩な力作群を披露。会場では大島高茶道部員たちによる呈茶の実演もあった。