「あまみJOBフェア」

奄美市名瀬で開かれた「JOBフェア」には51人が参加し、自身にあった仕事を探した

求職者と企業マッチング
島内外から求職者51人

 奄美産業活性化協議会と奄美市は30日、同市名瀬の宴集会場で、合同企業説明会・交流会「あまみJOBフェア」を開いた。奄美市内の26企業がブースを連ね、島内外の求職者51人が参加。求職者と企業とのマッチングの場として、業務内容の説明などが行われた。

 同協議会と市はこれまで、人手不足の解消を目的に合同企業面接会を定期的に開催してきた。今回からは求職者が気軽に足を運ぶことができるようにと、名称を「あまみJOBフェア」に変更し、面接ではなく説明会に。同協議会の高山正俊事業推進員は「企業との情報交換で多業種に興味を持ってもらい、可能性を広げてもらえれば」と語った。

 参加した企業は▽介護福祉▽販売▽観光▽金融―など多岐にわたる業種の25社。このほかハローワーク名瀬や、同市社会福祉協議会、求人誌「ジョブセンバ」を発行する㈱しーま、地域若者サポートステーション(サポステ)も参加。就職に関するさまざまな相談に応じた。

 参加したある企業の担当者は「今は人手不足。思いやりとやる気のある若者が来てくれるとうれしい。個人にあった昇給制度などの取り組みをアピールしたい」と期待していた。

 フェアに参加した三井寺裕一さん(39)は岩手県から夫婦で移住することを検討。「暖かい気候の中で生活がしたい。どの企業も丁寧でわかりやすい説明だった。今までやってきたことを生かすことができる仕事が見つかれば」と話した。