黒糖作り工場を見学する「道の駅七城メロンドーム」社員一行(提供写真)
「西郷どん」ゆかりの地など巡る
龍郷町で交流
西郷隆盛翁の縁で龍郷町と友好都市宣言調印を行い交流を続けている熊本県菊池市の「道の駅七城メロンドーム」社員一行33人が19日、社員研修旅行目的で奄美大島入りした。2泊3日の日程の研修旅行では「西郷どん」ゆかりの地、奄美大島の観光名所、製糖工場などを巡り、龍郷町民らと交流した。
今年1月中旬から2月中旬にかけて菊池市の七城メロンドームなど5カ所で13回を数える「奄美物産フェア」が開催され、物産交流も続いている。また、2月17日に開かれた「龍郷町民フェア」会場では、「七城のこめ~幻の菊池米」の限定販売が行われた。
19日は「鶏飯ひさ倉」「奄美自然観察の森」「安木屋場のバショウ、ソテツ群生地」「西郷南洲流謫跡」「愛加那が眠る墓」を巡った。20日は奄美市住用町のマングローブパークでカヌー体験、瀬戸内町では半潜水艇で海中散歩を楽しみ、龍郷町戸口の肥後染色など見学。21日は水間製糖工場、原ハブ屋奄美、あやまる岬を巡った。
食事タイムでは、奄美の郷土料理に舌鼓を打った。
受け入れを担った町企画観光課職員によると、七城メロンドームでは、通年で龍郷町内の業者の物産を販売しているコーナーもあり、その業者の店舗も巡り交流した。
20日夜には町内で懇親会が開かれ、菊池市で開催されている「奄美物産フェア」の出品業者、議員、役場職員らが参加した。席上、竹田泰典町長は「西郷隆盛翁の縁で七城でシンポジウムが開催され、友好都市締結して付き合いが続いてきた。七城メロンドームの社員の皆さまには物産フェアで支援していただき感謝している。さらに交流が続くことを祈念している」などとあいさつした。