楽しく防災知識を教わる阿木名保育所の園児たち
瀬戸内町女性消防団員
阿木名保育所で防火・防災教室
瀬戸内町消防団女性消防団員(尾崎由佳代表、11人)は21日、同町阿木名保育所(町田さつき代表、11人)の園児を対象に「防火・防災教室」を開いた。園児たちは、火事・地震・大雨などで身を守るための約束と魔法を学ぶなど、正しい防災知識を身につけた。
教室は、園児たちが楽しみながら防災を考えるきっかけになればと同園が依頼。この日は、同女性消防団員5人が訪れ、出前授業を行った。
授業では、小さな園児でも分かるように緊急時の行動を「約束」、身を守る方法を「魔法」と置き換え説明。クイズやイラストを多用するなど、災害時の対処方法を優しく紹介した。
団員は、火災時について「大きな声で大人を呼んで、煙を吸わないように逃げる」と約束。「口を手でふさぎ、姿勢を低く」の魔法を身ぶり手ぶり説明すると、園児たちも楽しそうにまねをした。
訓練では、煙に見立てた布に巻き込まれないように、姿勢を低くして通り抜けるなど魔法を実践。地震・大雨などについても、にぎやかにクイズや訓練を繰り返した。
最後は、曲に合わせてダンスで三つの約束を復習し、ヒーローメダルを贈呈。園児たちは「ありがとうございます」と感謝の言葉を述べ、手作りの首飾りを団員たちに贈った。
授業を終えた渡山夢生=ゆめか=団員は「災害時はとにかく自分の身を守ることが第一。いざという時少しでも役に立てれば」と話した。