28日に供用開始する「とおしめ公園」整備現場
龍郷町 開園前に完成記念式典
龍郷町が2014年度から5カ年計画で町生涯学習センターりゅうがく館向かい側の一帯に整備を進めてきた「とおしめ公園」の完成記念式典が28日午前10時から同館講堂で行われる。引き続いて公園前でテープカットして完成を祝い、供用開始する。
都市再生整備事業を導入して計画。同地区内にあった道路を取り除き、一帯を公園化した。公園内にカラー舗装を施し、芝生を配置した。
りゅうがく館側の「群倉広場」には、これまで設置してあった高倉3棟(国の登録有形文化財)を同じ位置に配置し、テニスコート前にあった珍しい8本柱の高倉1棟を3棟の近くに移動させ、計4棟がほぼ横並びになるように配置した。8本柱の高倉は葺き替え作業した。「行幸啓記念碑」近くにベンチ4台と水飲み場を整備。
取り壊した旧弓道場があった広場は「あそび広場」として、①児童用複合遊具1基(滑り台など)②幼児用複合遊具1基(同)③ブランコ1基④健康器具4基―を整備。町の名所、旧跡、特産品などを紹介した総合案内板を整備した。
「とおしめ湿地」側には、観察デッキ、湿地に生育する植物案内板、休憩所、水飲み場を整備した。
「とおしめ湿地」内には、メヒルギ苗木植栽地を造り、その手前には石敷き帯を造成している。
公園内にトイレ1棟(3区分トイレ)、周辺に駐車場を配置した。
町は「親子で遊べる場、町民が憩える場、人が集まる公園になってほしい」としており、多数の町民の利用に期待している。