カラフルなのぼり旗で、通行車両に安全運転を呼び掛けた
奄美地区安全運転管理協 研修後にキャンペーン
奄美地区安全運転管理協議会(有村忠洋会長)は6日、奄美市の名瀬公民館金久分館で「安全運転管理事業主研修会」を開いた。奄美署署員が管内の交通事故の概況などを説明。会場外で、のぼり旗を持ち通行車両に安全運転を呼び掛けるキャンペーンも行った。
研修は、安全運転管理者の任務遂行に対する事業主の理解を求めるもの。この日は同協議会加盟事業所の事業主ら約80人が出席した。
同署の説明によると、2019年(2月末現在)管内の事故発生状況は、人身事故10件(前年同期比4件減)、負傷者11人(同5人減)、物件事故144件(同8件減)。研修内で参加者らは、出発前の声掛けや、駐車違反の根絶などの交通事故防止の方法を再確認するなどした。
終了後は、同館から奄美署前にかけての歩道に参加者らが並び、色とりどりののぼり旗を持って通行車両にアピール。のぼり旗にはそれぞれ、「交通事故から守ろう高齢者とこどもを」、「忘れないで着用!全席シートベルト」などの標語が書かれていた。
有村会長は「“安全なくして繁栄なし”のスローガンのもと、地域の安心安全をみんなで作り上げていきたい」と話した。
また、同署交通課の竹下直志交通課長は「多くの参加は交通安全への意識の高さの裏返し。事業者の皆さんと協同で安全を作るという体制を構築していきたい」と語った。