「宮古崎つつじウォーク」

「宮古崎つつじウォーク」

雨にもかかわらず大勢が参加した宮古崎つつじウォーク

 

受け継ぐ大自然散策
大和村国直 景観保全願い込め植樹も

 

 大和村国直の国立公園指定・宮古崎で10日、毎年恒例「第10回宮古崎つつじウォーク」(同実行委員会主催)が開かれた。国直公民館を発着点に往復5㌔コースに110人が参加し、眼前に広がる海のパノラマを眺めながら歩いて、地域が連綿と受け継いできた大自然・景観を散策した。

 イベントは、同集落青壮年団など有志が集い自然再生と景観保全への願いを込めて実施。あいにくの雨も、島内外から家族や友達連れなど大勢が集まった。

 開会式で村上京助実行委員長は「ケガなくいい思い出つくって」とあいさつ。伊集院幼村長も「素晴らしいロケーションを堪能し、いい一日に」と話し、午前10時過ぎに一斉に出発した。

 参加者たちは、海からの心地よい風を浴びながら、会話を弾ませるなど身近にある大自然を体感。生い茂る樹々や植物にも目を止めながら、思い思いのペースで折り返し点の岬を目指した。

 岬では、国直青壮年団が準備した絶滅危惧種(ⅠB類)・タイワンヤマツツジの苗150本を景観保全の願いを込めてみんなで植樹。岬先端では、リュウキュウチクの群生と写真に収まるなど、春の美しい宮古崎を堪能した。

 ゴール後は、婦人会の特性カレーが振る舞われ、ミニライブも実施。フリーマーケットなどもみんなで楽しんだ。

 家族や友達と一緒に参加したという名瀬小2年・西田一心くんは「(岬先端で)クジラが見たくて頑張った。きつい場所もあったけどみんなと楽しく歩けた」と喜んだ。