新元号発表の日に新たなスタート

新元号発表の日に新たなスタート

新元号の発表の日に合同入社式が行われ、新たなスタートを切った新社会人たち

奄美市合同入社式に新社会人46人
「新しい時代の奄美の力に」

 [平成]に続く新たな元号が「令和=れいわ=」と発表された1日、2019年度奄美市合同入社式(奄美大島商工会議所など主催)が奄美市名瀬の奄美サンプラザホテルであり、新元号と共に新社会人として新たなスタートを切る新入社員らが新時代への期待に胸を膨らませた。奄美群島各地では、新元号を歓迎する声や新しい時代の幕開けに期待する人たちの姿もあった。

合同入社式には、市内の9事業所と市役所に採用された新入社員ら46人が出席。奄美大島商工会議所の谷芳成会頭や朝山毅奄美市長らが、真新しいスーツに身を包み、緊張した面持ちの新社会人を激励した。

奄美信用組合瀬戸内支店に勤務し、新入社員代表としてあいさつをした川畑新伍さん(22)は、新元号に決まった「令和」について「とても新鮮な響きに感じた。改元という特別な年に新しいスタートを切ることができるのはとても幸せ。将来は、ふるさとで働きたいと思っていたので夢がかなってうれしい。新しい時代の奄美の力になれるよう頑張りたい」と話した。

3人の男の子を育てながら新たなスタートを切ることになった竹山建設の新入社員、平井真知子さん(31)は、「昭和に生まれ、平成の間も色んな事があった。これから始まる令和の時代がどんな時代になるか不安も大きいが、新入社員として迎える年に元号が新しくなることで、気持ち新たに頑張ることができる。いろんなことにチャレンジすることで、いい時代にしたい」と語った。

このほか、奄美医療生活協同組合の長田岳さん(22)は「平成を振り返ると災害があった時代と思う。令和という新しい時代は、責任感や自覚を持って頑張っていきたい」と話し、奄美市役所福祉政策課の本田杏佳さん(26)は「職場は未知の分野だが、少子高齢化対策や子育て支援で、子どもたちなど、これからの新しい時代を生きていく人のためになれるよう貢献したい。新しい元号になるのは初めてなので楽しみ」と話した。

谷会頭は「新元号が発表された記念すべき日に、新社会人としてスタートを切る皆さんの若々しいバイタリティーと柔軟性に大きく期待している。奄美の未来は一人一人の成長にかかっている。己を厳しく律し、日々学んでほしい」とあいさつ。朝山市長も「新元号の発表は、新しい時代の幕開け。新時代の申し子として責任を自覚し、初心を忘れる事なく、自らの成長につなげてほしい」とエールを送った。

2日は新入社員を対象にした接遇マナーなどの研修や交流会も行われる。