キャッシュレス化のメリットを聞く参加者ら=8日、和泊町商工会館=
導入メリットに関心
和泊町内事業者参加
【沖永良部】キャッシュレス研修会(和泊町商工会主催)が7、8日の2日間、同町商工会館であった。スマートフォンを使ったQRコード決済サービスを提供する「Paypay(ペイペイ)」「Origami Pay(オリガミペイ)」の担当者を講師に招き、キャッシュレス化のメリットを考えた。
10月の消費税増税対策として国が進めるキャッシュレス決済について学ぼうと開催。
群島内では、「Origami pay」を展開する(株)Origamiと奄美大島信用金庫が業務提携してキャッシュレス化を推進。「Paypay」は、与論町の商工会・観光協会と共同で「与論島キャッシュレスアイランドプロジェクト」を立ち上げ、今年1~3月の間に島内の約100店舗が導入している。
研修会には両日合わせ、町内の約40事業者が参加。講師らは、キャッスレス化のメリットとして▽現金のやり取りがない▽会計時間の短縮―などを挙げ、実際にスマートフォンを使いながら決済の仕方を説明した。
また、サービス導入時とその後のコストや各社によるキャンペーンなども紹介。「ユーザーにとってお得なサービスを各社で出している。賢く使うことで10月からの増税に安心して対応できる」「今後、観光客が増加すれば、よりお得で簡単に決済できる店舗をユーザーが選ぶ時代がやってくる」と話した。
参加した男性は「メリットは大きい。他の事業者とも相談して導入を考えたい」と話した。
「Origami pay」の導入は、奄美大島信用金庫で申し込みできる。