古仁屋高、活性化へ

瀬戸内町地域おこし協力隊の辞令交付を受けた高田さん(中央)、土井さん(左)

辞令交付 地域おこし協力隊2人に
瀬戸内町

 瀬戸内町は9日、同町役場で1日に就任した地域おこし協力隊の高田康平さん(30)、土井小雪さん(24)に辞令を交付した。2人は今後“古仁屋高校コーディネーター”としての業務にあたる。委嘱状を手渡した鎌田愛人町長は「町としても初の試みで、学校と地域をつなぐ役割として大変重要な役割。古仁屋高校の活性化のために頑張ってほしい」と激励の言葉を掛けた。

 町によると、2人のは今年度、同校に島外から生徒8人が入学したことに合わせて就任。生徒たちのサポートや学校振興に対し、自由な発想で取り組むという。2人の就任により同町の協力隊は6人体制となる。

 高田さんは大阪府出身。就任前は和歌山県で地域おこしに携わる仕事に就いていた。土井さんは長崎県出身。大学で観光学を学んだ後2年間、会社員を経験した。

 「生きる力を養うために学校では教えない学びを伝えたい。“よそ者”目線を大切にしつつ地域とか関わっていきたい」(高田さん)。「観光業からの目線から、瀬戸内町にしかないものを生かしたイベントを企画したい。島外からの生徒たちと同じ目線を立ち、その生徒の満足度を高めることで活性化につなげたい」(土井さん)とそれぞれ意気込んだ。