徳之島「夢」振 フラワープロジェクト

フラワープロジェクトに協力。ヒカンザクラを記念植樹した新1年生たち=15日、徳之島町立神之嶺小

島内小中高に桜苗木

 【徳之島】NPO法人徳之島「夢」振興会議フラワーロードプロジェクト(岡村隆文代表)は今春も、希望のあった島内の小中高計33校に対し、新入学記念植樹用のヒカンザクラ幼木計39本を贈った。

 関東地区在住の徳之島出身関係者ら組織の「夢」振・フラワープロジェクトは、「ふるさとに百万本の花木を植えて美しい島に」と、2003年のハイビスカス苗など植樹で着手。04年からは公共用地のほか、島内の全小入学児の記念植樹用に配布を始め本格化。その後、中・高校にも拡大。数年前からは希望を募ってヒカンザクラ幼木を贈り続けている。

 うち徳之島町立神之嶺小(鉢窪慎吾校長、児童数59人)では15日午前、新1年生13人がヒカンザクラ1本を校地に植樹した。同法人徳之島所長の重岡堯夫さん(75)は「これからの6年間、みなさんでこの桜の木を大切に育てて花を咲かせて」とアピール。1年生の永喜あんりちゃん(6)らは「だいじょうぶ。きれいなお花が咲くように水をあげます」と話していた。