「母の日」前にカーネーションづくり

「母の日」前にカーネーションづくり

母親への感謝の気持ちを込めたカーネーションの造花を作る子どもたち

感謝込め、一つ一つ制作 瀬戸内町

 12日は「母の日」。前日となった11日、瀬戸内町古仁屋のきゅら島交流館(屋田卓也館長)は子どもたちを対象とした「母の日カーネーションづくり」を同館で開催した。参加した子どもたちは紙と割りばしを使い、気持ちを込め一つ一つ手作りでカーネーションの造花を作成。メッセージカードにお母さんへの感謝の気持ちを記した。

 イベントは「母の日」にちなみ、子どもたちが日頃お世話になっている母親への感謝の気持ちを表せるようにと、瀬戸内町中央公民館が2003年から毎年実施してきたもの。昨年5月末のきゅら島交流館完成により、今回から主催と会場が変更となった。

 この日は25人の子どもたちが参加。作業開始前、屋田館長は「感謝の気持ちを込めてカーネーションを作ってプレゼントしてください」と呼び掛けた。造花は工作用の紙を切り花びらに見立てたものを、割りばしに貼り付けた後に緑のテープを巻いて完成。中には一つの花に何色もの紙を使って工夫する子どもたちも。時間を追うごとに会場にはカラフルな花が並んでいった。

 行事に毎年参加している古仁屋小の安田璃央さん(9)は「お母さんが作るチキン南蛮が大好き。私たちのために家事をしてくれてありがとうと伝えたい」。安田さんはカーネーションとともにイヤリングもプレゼントする予定で、「プレゼントだけじゃなく、これからは洗濯物をたたむことや、食器洗いを手伝うようにしたい」とも話した。