東京瀬戸内会総会・懇親会

東京瀬戸内会総会・懇親会

「哀史奄美」を鑑賞する参加者たち。奄美の歴史などが紹介され、朝崎郁恵さんが語り掛ける

堂々の振り出し!左から中結正ちゃん、及川瑛晶ちゃん、中綾大ちゃん
平田輝さんと共に会場を盛り上げる参加者たち

伝統行事披露など充実
「二世の会」発足も報告

【東京】東京瀬戸内会(山田幸一郎会長)はこのほど、品川区総合区民会館「きゅりあん」で「第95回東京瀬戸内会総会及び懇親会」を開催した。各郷友会に先駆けて「令和元年」第1号となった会場には、大型連休の真っただ中にも400人以上が参加。奄美の歴史を感じる映画観賞や伝統行事の披露、歌あり、踊りありの充実したひとときを堪能していた。なお執行部の再任と、「東京瀬戸内会二世の会」の発足も報告された。

「10連休にもかかわらず、大勢の関係者、会員のご参会を心から感謝したい」。第一部の総会で郷土遙拝に続いて登壇した山田会長は、総会、懇親会を無事迎えられたことのお礼を述べ、「故郷を共にする方々の物心両面からのご支援、ご協力を得ながら、チーム東京瀬戸内会をさらに強固なものにすることこそが、生まれ故郷への恩返しにもつながるものだと信じている」と締めくくった。

会務報告などの議事が順調に進行、来賓を代表して瀬戸内町・奥田耕三副町長が、駐屯している自衛隊への期待を含めた町の状況を報告。また、新極真会代表兼せとうち創生プロモーター・緑健児さんは、「これからの4年間で、瀬戸内町のため花を咲かせたい」と力強くあいさつした。

一部閉会後、渡辺真也監督が製作した、20分で分かる奄美の歴史をテーマの「哀史奄美」と題した映画鑑賞へ。出演した朝崎郁恵さんのナレーションとシマ唄などに、参加者たちは見入っていた。

第二部では、威勢のいい声に先導された青年部と女性部一団による「振り出し」で乳児の土俵入りが昨年に続き行われた。今回は双子の中綾大ちゃん、中結正ちゃんと、及川瑛晶ちゃんが参加し、生まれたての生命力を会場いっぱいに降り注いでいた。続いて関東油井会が「油井豊年祭」で躍動、朝崎さん門下生はシマ唄を歌い上げた。

また、シンガーソングライター・平田輝さんは会場と一体となって熱唱、新民謡の久永美智子さんと久永さとみさんは、珠玉の奄美歌謡メドレーでステージを華麗に飾った。その後、抽選会でさらに盛り上がった会場は、新極真10本締め、万歳三唱でお開きとなった。

久永美智子さん(手前)のエスコートで舞台に臨む女性陣たち
令和初の郷友会で、六調に盛り上がる参加者たち
笑顔の緑健児さんの指導で、新極真10本締めをする参加者たち