名瀬旧庁舎お別れ会

名瀬旧庁舎お別れ会

旧庁舎を背景に記念撮影する歴代職員や現職員など

52年の歴史幕おろす
OBなども参加

完成以来半世紀が過ぎ今年2月に新庁舎に機能や業務などが移転した奄美市役所の名瀬旧庁舎で21日、お別れ会が開かれた。OBなど含めて市職員約150人が参加し、昔の映像など視聴して旧庁舎時代に思いをはせ52年の歴史に幕がおろされた。旧庁舎は今月末から9月20日にかけて、解体工事が行われる見込み。

旧庁舎は1957年に、それまでの木造庁舎から鉄筋コンクリート製6階建てとして建設。52年が経過し新庁舎での業務も始まっていることから、今年度事業で今月に解体工事を発注。旧庁舎は取り壊され、跡地は新庁舎の正面玄関広場・駐車場の整備を行うという。

参加者は記念撮影を終え、会場の旧庁舎1階フロアに集合。旧庁舎を振りかえるスライド映像を見て、52年の歴史などを各自思い起こした。

朝山毅市長は「52年が経過したが、市民の心の拠り所として愛されてきた庁舎だった。しっかりとした歴史をつくっていきたい」「新庁舎が市の発展や、奄美の発展に資するよう取り組んでいく」などとあいさつして、参加者同士で献杯した。

平田隆義・前市長と退職者会の松本建郎代表が、参加者を前にお別れの言葉を述べた。