買い物客らでにぎわった朝市
オープン1周年イベントにぎわう
朝市も開催
昨年6月にオープンした奄美市住用町の観光交流施設「三太郎の里」で、1周年を記念するイベントと朝市が2日あり、大勢の来場者らでにぎわった。
同施設は、市が観光・産業・交流の拠点として整備、観光情報の発信や特産品の販売などを行っている。施設前では、毎月第1日曜日に朝市も開催、地元の農家らでつくる「住用畑人(はたんちゅ)クラブ」のメンバーらが生産した生鮮野菜などの販売も行っている。
この日の朝市には、地元の農家らが生産したトマト、ナス、ピーマンなどのほか、しょうがの佃煮、ラッキョウの酢漬け、ふくれ菓子などの加工品が並んだ。あいにくの雨模様にもかかわらず、車を止め買い物をする客らが次々と訪れた。
三太郎の里は、地場産野菜や農産加工品、奄美近海の鮮魚などが並ぶ直売スペースのほか、カフェ休憩所や観光案内所、機織り展示スペースなどが整備されている。1周年記念イベントでは、ツルを使ったかご作りや竹とんぼ、木工の写真フレームづくりなどの体験イベントも行われ、アンケート調査に協力した来場者にはタンカンジュースが無料で振舞われた。
朝市を開催した「住用畑人クラブ」代表の志岐正進さん(64)は、「観光客だけでなく奄美の人たちが楽しめるイベントとして今後も朝市を開催したい。三太郎の里もたくさんの人に利用してほしい」と話した。