豊年祭りでお揃いの法被に身を包み、おみこしを担ぐ松原西区子ども会の児童生徒ら
豊作祈願し親睦深める
子ども会がおみこし
【徳之島】天城町の松原西区集落(堀切保仁区長、254世帯・約500人)で2日、恒例の豊年祭りが行われた。降りしきる雨で子ども会のおみこしパレードは集落内の練り歩きを省略したが、余興として公民館内でエイサー太鼓を元気に披露して住民らを楽しませた。懇親会で来年の農作物の豊作を祈願しあい、交流と親睦を深めた。
堀切区長によると豊年祭りは例年5月下旬ごろに開催。今年は諸行事が重なり、6月に実施することになったという。
同集落では豊年祭りと合わせて、総会も公民館で行われた。この日は梅雨前線の活動が活発になり、朝から雨が降ったりやんだりする天候。例年は松原西区子ども会の児童生徒などのおみこしパレードが集落内を巡回するが、巡回は中止され距離を短縮し公民館敷地から館内におみこしを運び込んだ。
懇親会は同子ども会のエイサー太鼓でスタート。勇壮に太鼓をたたきながら、ワイド節などが披露された。
その後も歌や踊りなどで盛り上がり、会食しながら住民同士の交流が図られた。
堀切区長は「雨だったが集落内で作られているジャガイモや、サトウキビなどの来年の豊作を祈願することができた。住民同士が交流することで、親睦を深め一致団結していきたい」と語った。
おみこしを担いだ北中学校3年の稲村真哉君(14)は、小学生のころから豊年祭りのおみこしパレードに参加。「今年は雨で距離が短かったけど、持ち方がよくなくて疲れた」と話した。