米国ナカドゥチェス市中学生ら市長表敬

米国ナカドゥチェス市中学生ら市長表敬

朝山市長と握手し笑顔を見せるナカドゥチェス市の中学生

「海がとてもきれいで大好きに」
奄美市に滞在 学校訪問や自然体験楽しむ

 米国テキサス州ナカドゥチェス市からの交流生として奄美大島を訪れている中学生10人と引率教諭2人が3日、奄美市役所を表敬訪問、朝山毅市長らと面会した。

 生徒らを代表し、フランクス・ジョディ教諭が「奄美の自然や文化を体験でき、みんな喜んでいます」などとあいさつ、朝山市長にナカドゥチェス市の歴史の本やキーホルダー、ペーパーウエイトなどの記念品を手渡した。

 朝山市長は「奄美で新しい出会いをつくってください。皆さんとの友情が長く続くことを願っています」と歓迎。文房具やカタカナで彫られた名前入りの印鑑を一人ひとりにプレゼントした。

 交流生らは5月30日に来島、市内の中学生家庭にホームステイしながら、奄美市の小中学校や高校の児童生徒らと交流したほか、龍郷町芦徳の海岸でシーカヤックやシュノーケリングを楽しむなど、奄美の自然や文化芸能などを体験。ジャクソン・アリスター君(14)は、「アメリカとは文化が全く違うので、とても驚いた。海がとてもきれいで、奄美が大好きになった。ラーメンがとてもおいしかった」と笑顔で話した。

 6日まで滞在予定で、地元の子どもや地域住民らと交流、八月踊りの体験なども予定している。

 生徒らの来島は、両市が1993年から行っている中学生国際交流事業の一環。95年には姉妹都市盟約を結び、毎年、中学生を相互に派遣して交流を続けている。今回の10人を含め、これまでにナカドゥチェス市から154人を受け入れ、奄美市から266人を派遣している。