奄美歌謡選手権

奄美歌謡選手権

最優秀賞を受賞した金澤さん

長野県在住・金澤さんが最優秀賞

 第15回奄美歌謡選手権大会(㈱セントラル楽器主催)が2日、奄美市名瀬長浜町の奄美文化センターであった。奄美群島内の予選を勝ち抜いた32人が自慢ののどを競い合い、「サンサーラ」を歌った長野県在住の金澤美智子さん(33)が最優秀賞に輝いた。

 奄美大島(名瀬)、喜界島、徳之島の3会場で4月に行われた予選会には奄美群島ほか、県内外から約70人が参加。出場の切符を手にした予選通過者は本選用に練習を重ねてきた奄美歌謡または、奄美出身者の歌う歌謡曲を披露した。

 この日、会場には観客約1千人が詰めかけ、出場者は奄美民謡のスタンダード「名瀬セレナーデ」「アダン花」のほか、「加計呂麻慕情」「秋津の港」。また中孝介やカサリンチュ、城南海のポップスナンバーを披露。見事な歌声で来場者を魅了した。

 主催関係者によると、今回は近年にないハイレベルな内容と総評。昨年初出場での奨励賞受賞から、栄冠を勝ち取った金澤さんは「上位を目指して週一の練習を重ねてきたので、とてもうれしい」と話した。

 最優秀賞以外の入賞者は次の通り。(敬称略)

 ▽優秀賞=指宿桃子(伊仙町)「祈りうた~トウトガナシ~」、川口真知子(奄美市名瀬)「哀愁の奄美の女よ」▽奨励賞=河野大樹(奄美市名瀬)「あなたの笑顔」、米田力也(伊仙町)「東シナ海」▽特別賞=永健太郎(喜界町)「スラヨイ黒糖」