会活性化へワークショップ

会活性化へワークショップ

個性豊かに創作活動を楽しんだ「ハーバリウムづくり研修会」

ハーバリウムづくりで交流
大和村地女連 「つながる場」企画

 大和村の4集落婦人会(津名久、思勝、大和浜、大棚)で組織する「大和村地域女性団体連絡協議会」(中井真由美会長、会員97人)は9日、会の活性化を目指すワークショップ「2019年度ハーバリウムづくり研修会」を同村防災センターで開いた。会員減少が続く中、「つながる場を」と企画。会員らは親子や友達と一緒に会場に訪れ、ハーバリウム(観賞用小瓶)作りを通して交流を深めた。

 同会では、昨年2婦人会が脱会するなど、会員減少の歯止めが喫緊の課題に挙がっている。そんな中、女性同士が集まる場を創出し、もう一度つながっていこうと同イベントは企画された。

 ハーバリウムとはもともと、瓶の中にオイルを入れて植物を長期保存する標本を意味する言葉で、最近はインテリアとしても女性に人気のアイテム。講師は奄美市名瀬のガーデンガーデン代表・三宅陽子さんが務め、会は午前と午後の2回行われた。

 この日は、三宅さんが用意した着色済みのプリザーブドフラワーを使って製作を開始。参加者は和気あいあいと会話しながら、好きな花や色を選んで瓶の中を彩った。

 途中、瓶の中の花が思うような向きにならず悪戦苦闘も。配置を決めた後はオイルに漬けて、お気に入りの作品を完成させた。

 最後は、感想などのアンケートを記入。寄せられた意見は、今後の活動に生かしていく。

 この日が婦人会デビューとなった大棚集落の川下亜里寿さん(27)は、国直海岸をイメージしたハーバリウムを製作。「砂や青い花の使い方などこだわった。(会には)おしゃべりも楽しく今後も参加したい」と喜んだ。

 50人を超える参加者に中井会長は「大成功。次の活動につなげていきたい」と笑顔で話した。