大島地区消防チーム

大島地区消防チーム

九州大会出場を決めた吉原チーム(左から=敬称略=、吉原、荒垣、前泊、畠)

九州大会出場へ
「ロープブリッジ救出」で県3位

 消防救助の安全性と迅速性を競う「県消防救助指導会」が5月末、日置市の県消防学校内で行われ、大島地区消防本部から出場した吉原チームがロープブリッジ救出で3位入賞を果たした。7月19日に佐賀県で開催される九州地区大会への出場が決まり、奄美市内の隊員で構成するチームのメンバーは現在、訓練を重ねている。

 チームは、名瀬署から、主将の荒垣涼太さん(31)、吉原大平さん(30)、前泊慶弥さん(32)。笠利分署から畠優太さん(22)の4人で結成する。

 ロープブリッジ救出競技は、河川の対岸や中州、建物内からの救助を想定。ロープの扱いや確実性、所要時間で判定され、今回チームは51・4秒で3位となった。

 チームは県代表決定後、週5日の練習時間を設け、タイムの短縮化、連携動作やロープの扱いなどを細かくチェック。2年ぶりの全国大会出場を見据え、九州大会制覇の準備に取り組んでいる。

 荒垣さんは「県大会ではミスが目立った。一人ひとりの呼吸が大切なので、普段のタイム(50秒以内)を本番でも出せるよう気持ちを高めていきたい」と意欲を見せた。