19年度励ましの会

先輩農家(左側)から記念品を受け取る新規就農者ら(右側)=知名町=

12人が新規就農
「規模を大きく」「ハウスで花栽培」

 【沖永良部】2019年度新規就農者励ましの会(県沖永良部事務所主催)が27日、知名町商工会館であった。会に参加した新規就農者は「規模の拡大を目指す」「将来はハウスを導入したい」と抱負を述べた。

 昨年度就農した人の門出を祝おうと開催。指導農業士や役場職員など約50人が集まった。励ましの会の前に、沖永良部地区農業青年クラブ連絡協議会(4Hクラブ)の総会が開かれ、今年度事業計画や役員改選案など3議案を承認。新会長に幸山利忠さんが選ばれた。

 今年度の新規就農者は12人(和泊町2人、知名町6人、与論町4人)で、そのうち6人が励ましの会に参加。県沖永良部事務所の新屋博数所長は「希望を持って営農できるよう町や関係機関と連携し、支援していきたい」とあいさつした。

 支援制度(家族経営協定や経営体育成強化資金など)について説明が行われた後、先輩農家から記念品が贈呈された。

 新規就農者の自己紹介で、知名町在住の奥山順也さんは「メンバー同士で情報を交換し合っていきたい。将来はハウスを導入して父親と一緒にグラジオラスを作りたい」と語った。

 知名町の赤地邦男副町長は「関係機関からの支援を活用し、粘り強く頑張って欲しい。そうすれば、しっかりとした収入もついてくる」と激励した。

 会の後、知名、和泊両町4Hクラブから活動内容の報告が行われた。