奄美9カ所とも「水質AA」

奄美9カ所とも「水質AA」

県が実施した海水浴場の水質調査結果で「水質AA」とされた奄美市名瀬の大浜海浜公園(29日午前)

 
海水浴場調査結果、県内O―157検出無し

 

 県環境保全課は28日、2019年度「海水浴場の水質調査結果」を公表した。奄美群島内の調査対象は9カ所でいずれも特に良好とされる「水質AA」と評価された。

 調査対象は、利用者がおおむね1万人以上の県内26海水浴場。今年4月末下旬から5月下旬に調査を実施。奄美群島では、▽大浜海浜公園(奄美市)=利用者6・2万人▽タエン浜海水浴場(宇検村)=同0・5万人▽畦プリンスビーチ(徳之島町)=同2万人▽与名間海浜公園(天城町)=同2万人▽瀬田海海浜公園(伊仙町)=同0・3万人▽ワンジョ(和泊町)=同1万人▽沖泊海浜公園(知名町)=同1万人▽大金久(与論町)=同1・2万人▽兼母(与論町)=同1万人―が対象となった。

 環境省の水浴場水質調査基準にのっとり、▽ふん便性大腸菌群数▽油膜の有無▽化学的酸素要求量(COD)▽透明度の4項目を調査し、適(水質A、同AA)、可(同B、同C)、不適に区分。県内すべての調査箇所で適(同AA23カ所、同A3カ所)。奄美群島内の調査対象は9カ所とも適(いずれも同AA)。県内のいずれの海水浴場でも腸管出血性大腸菌(O―157)は検出されなかった。