シマ博開幕で空港到着客にガイドブックを手渡す関係者(写真は奄美空港内)
奄美群島各地で行われる体験交流イベント「あまみシマ博覧会2019」が1日、開幕した。観光や伝統行事など、各離島で楽しめる155プログラムを用意。これまで夏・冬期間限定から、今年度は通年化によるスタート。群島内の自治体や観光関係者は「シマ博」イベントを通じた魅力発信による集客に期待を寄せている。
群島5島エリアで人や自然・歴史・文化とふれあいながら島々の魅力を五感で楽しむ体験型イベント。新規プログラムは、▽奄美大島=黒糖づくり、シマ唄、切干だいこんづくり(冬)▽加計呂麻島=ハーブボールづくり▽喜界島=トレイルツアー(冬)▽徳之島=パパイア料理づくり、新ジャガイモ・タンカン狩り▽与論島=ジェルキャンドルづくり、SUP体験(夏)など。
事務局の一社・奄美群島観光物産協会によると、プログラムは年々充実しており、群島外からの参加者数も増加。18年度参加者数は1931人だった。
今後の入込増を見据え同協会はイベントを限定的にせず、今年から、7月1日から来年3月31日までに設定。シーズン閑散期の集客向上を図るほか、インバウンド向けとしてガイドブックには英語表記のページも設け、プログラムの一部を紹介している。
初日は各島の空港でオープニングセレモニーを開催。到着客にプログラムを紹介するガイドブックを配布した。奄美市笠利町の奄美空港では、観光や行政機関の担当者が到着客にプログラム参加を呼び掛けた。
同協会のサブリーダー・榮野知美さんは「体験型プログラムは観光客の満足度が良好。リピーターの拡大につながるため、一人でも多く参加してもらえるよう期間中のPRにつとめたい」と話した。
なおプログラムは事前予約制。予約先はガイドブック、もしくはインターネット公式サイトで。