名瀬市街地で「まちゼミ」

名瀬市街地で「まちゼミ」

ケーキを回転させて、生クリームの塗り方をアドバイス(シューベル店内)

店舗内講座、今年もスタート
「市民が足を運ぶきっかけに」

 奄美市名瀬の中心商店街の店主から知識やプロのコツを無料で学べる第2回「名瀬まち商店街 まちゼミin奄美大島」(同市通り会連合会主催)が、1日からスタートした。16店舗20プログラムによる少人数講座。予約の受付開始後、すぐに定員に達した講座もあり、徳山貴広実行委員会委員長は「商店街の新たな魅力を知る良い機会。多くの市民が足を運ぶきっかけにつなげたい」と話している。

 「まちゼミ」は住民参加型の商店街活性化策として全国各地で展開中。

 名瀬市街地は奄美群島に先駆けて昨年度に初開催し、約160人が受講した。今年度新規は4店舗で、7月30日までの期間限定。学ぶ、食べる、つくる、健康、キレイ―などのテーマで各店舗は多彩なメニューを用意した。

 洋菓子店シューベルでは「ホールケーキづくり」を開催。実際に店で使用する回転台や調理器具を使い、4号サイズのスポンジケーキに生クリームを塗る仕上げとデコレートが体験できる。当初7回講座だったが、受講希望の多さから18回に拡大した人気講座だ。

 佐々木悠香代表は、この日の受講生4人にケーキナイフの持ち方やクリームを均一に塗るコツを紹介。「思い切りよく、手際よく、作業を進めると表面が滑らかになる」などとアドバイスした。

 名瀬の山内和美さん(50)は「お店の担当者から直接指導を受けるチャンスと思い、参加した。楽しい雰囲気が良かった」と話した。

 通り会関係者によると、すでに定員に達した講座もあるとして、受講希望者には店舗側への確認を呼び掛けている。