2年ぶりシーカヤックマラソン

色とりどりのカヤックで大島海峡“完漕”を目指した出場者ら

243艇394人が出走

 第27回「奄美シーカヤックマラソンin加計呂麻大会」が7日、瀬戸内町であった。曇天が広がり、時間によっては雨も降る中のレースとなったが、フル33㌔、ハーフ17㌔の2競技に島内外から243艇394人が出走。帯状に連なるカラフルなカヤックとパドルがかき上げる水しぶきが梅雨終盤の大島海峡を彩った。

 昨年予定されていた前回大会は台風接近の影響で初の中止に。待望された今大会だったが2日前の5日、同町ホームページには「当日の天候によりスタート時間の変更、コースの短縮、大会中止などの場合があります」とのアナウンスも。幸いスタート時には降雨もなく無事に開催。一方で潮流の強さにより嘉鉄が抜港されフル・ハーフともに3㌔ずつ短縮した。

 フルは奄美大島側の古仁屋漁港を出発し、清水から加計呂麻島渡連に海峡を縦断。生間、スリ浜、勝能など加計呂麻島特有のリアス式海岸の湾奥=わんおう=を縫うように進み、呑之浦から無人島・俵小島を経て古仁屋漁港に戻るコース。出場者らは自分の限界に挑戦し“完漕”目指した。