朝日中、2年ぶり金賞

朝日中、2年ぶり金賞

南九州コンテストで金賞を受賞した朝日中学校吹奏楽部(同校提供写真)

 

「練習通りの出来」「気持ち入った」
沖永良部高は銀賞受賞
南九州吹奏コン

 

 5県(宮崎・鹿児島・熊本・沖縄・大分)の吹奏楽連盟が主催する第15回「南九州小編成吹奏楽部コンテスト」が11日、宮崎県の宮崎市民文化ホールで開かれ、各県代表校が演奏技術を競った。奄美からは2校が出場。2年ぶりに代表選抜された奄美市名瀬の朝日中学校吹奏楽部(顧問・橋口通教諭、部員21人)が中学校部門で上位入賞し、前回以来の金賞に輝いた。また高校の部では、6年ぶりに出場した沖永良部高校吹奏楽部(川口裕介顧問、部員数17人)が銀賞を受賞した。

 7月下旬から8月初旬に行われた各県吹奏楽連盟主催の吹奏楽コンクールを経て、今大会出場校を決定。鹿県内からは中高それぞれ3校が選ばれ、出場決定後、各校は練習を重ねてきた。

 大会当日、朝日中は、課題曲「マーチ エイプリル・リーフ」(近藤悠介作曲)、自由曲「繚乱~能『桜川』の物語によるラプソディ」(松下倫士作曲)を演奏。出場した12校のうち、上位4校に入り、金賞受賞の栄誉を果たした。

 3年・松下風音=かざね=部長は「課題曲の出だしが練習通りの出来で、部員全員の気持ちが入った。その勢いで自由曲もしっかりまとめられたことが結果につながった」と笑みを見せた。

 また沖永良部高は「西遊記~天竺への道」(広瀬勇人作曲)、「安里屋ユンタ」(沖縄民謡)を演奏。金賞受賞は果たせなかったが、練習の成果を披露し、銀賞6校の中に入った。