天城町ヨナマビーチ

ちびっ子らを喜ばせた「流しそうめん」サービスコーナーも=16日、天城町ヨナマビーチ

多彩な海洋レジャー用品(艇庫備品)も子どもたちに人気だ

海洋性レジャー基地の魅力アップ
「ちびっこB&Gフェスタ」に約4百人

 【徳之島】徳之島の代表的な海洋性スポーツ・レジャースポットに定着している天城町与名間海浜公園(ヨナマビーチ)で17日、今季第2回「ちびっこB&Gフェスタ」(同町B&G海洋センター艇庫主催)があった。島内の家族連れや帰省、観光客ら行楽客約400人が来場。カヌーやカヤック体験、貝殻を使ったスノードーム作り、流しそうめん試食会などのイベントを楽しんだ。

 同町は2017年度にB&G財団と「海洋性スポーツ施設活用による地域活性化モデル事業」協働の協定を締結し、艇庫の全面改修を実施(総事業費約6500万円、うち3千万円同財団支援)。平屋だった艇庫を2階建てに増改築してシャワールームや身障者用トイレ、クラブハウス、車イスで利用できるスロープ付きウッドデッキなどを追加整備した。

 併せて備品関連では、スタンドアップパドルボートやバナナボート、シーカヤックといった人気のマリンレジャー関連資材も多種導入、配備し魅力を高めた。同時に諸イベントも充実させた。

 「ちびっこB&Gフェスタ」は初年度の昨年は6回開催した。今年は6月9日に第1回(約300人参加)を開始。夏休みに盆休み・週末が重なった第2回イベントの参加者はさらに増えた。B&G指導員の指導でカヌーとカヤックによる海上散歩、オリジナルのスノードーム作り(有料)、流しそうめん試食(無料)などで楽しませた。

 同町B&G海洋センターの里山浩一所長(48)は「帰省客や観光客の方々も含め、SNSなどを通じ口コミで初めて訪れる方々も多い。『イベントに力を入れている町』との評価も」。ただ今夏は「お客様は多いのに、台風の影響による船便の欠航続きでカフェ(艇庫内)の原材料が入らずご利用いただけなかったのは残念」とも。

 イベントや艇庫利用を含む来場者総数は18年度が約8500人に増えたが、今年度はさらに約1万2千人を見込んでいる。