漁解禁で、名瀬漁協に水揚げされたイセエビ
水揚げ昨年より増加
名瀬漁協、高値に活気
イセエビ漁が21日から解禁された。奄美市の名瀬漁協(満林春夫組合長)では同日早朝、水揚げされたイセエビの初セリがあった。威勢の良い声がかかると次々に競り落とされ、上物は1㌔当たり4千円以上の高値がつくなど場内を活気づかせた。
解禁初日のこの日はアカエビ(カノコイセエビ)約53㌔、アオエビ(シマイセエビ)約124㌔が入荷。網からトロ箱に移し場内に並べられると、買い付ける店舗関係者らが周囲に集まった。
同漁協によると、8月中旬の台風接近以降、天候が安定。悪天候で水揚げが少なかった前年初日(4・2㌔)に比べ、大幅に増えたという。
市内のスーパー担当者は「初物なので品数を確保したかった。今回は量もあり、相場は例年通りでは」などと話した。
解禁は来年4月末まで。採捕を禁止する個体の体長は、名瀬漁協では13㌢以下と定めている。