スマート農業の時代へ

参加者の前で農業用ドローンの実演も行われた=和泊町=

農業者研修会・センスアップセミナー
農業用ドローンの実演も 和泊町

 【沖永良部】和泊町農業者研修会及びセンスアップセミナーが28日、同町役場多目的ホールであった。今年1月から始まった収入保険制度やロボット技術などを活用したスマート農業についての講演のほか、小型無人機「ドローン」の実演も行われた。

 同町担い手育成総合支援協議会・沖永良部地区農業改良普及事業協議会が主催。南3町から農家ら約80人が参加した。

 最初に、農業者年金と今年1月からスタートした収入保険制度の概要について説明が行われた。

 その後、県農業開発総合センター普及情報課の茶圓耕一氏が「スマート農業がやってきた」と題して講演。GPS(全地球測位システム)で制御されたロボットトラクタやICTを活用した牛の繁殖管理システムなどを紹介した上で「導入すれば、すぐに成果が出るというわけではなく、使う人がどれくらい作物のことを知っているかが問われる」と述べた。

 (株)クボタの佐藤洋志氏は、農業用ドローンを使用する時の法律上のルールや性能を説明。屋外での実演もあり、参加者はドローンの動きや操縦方法を注意深く見ていた。